子どもを満たす話①じてんしゃとお花畑のなつデー日記。

子育てって、「もっと優しくしてあげたいのに、つい怒っちゃう」とか「甘えてきたのに、なんかイラッとしちゃった…」とか、思い通りにいかなくて、自分にガッカリする瞬間ってあるよね。

わたしもずっと、3歳の娘・なつとの時間を心から楽しめないことに、 モヤモヤと、罪悪感を感じてた。ほんとは大好きなのに、ほんとはもっと甘えさせてあげたいのに、なぜかうまくいかない日々。

でもね、ある日ふと、その「ずっと重たかった気持ち」が、すーっと軽くなった瞬間があったんだ。

今日はそのお話を、同じように悩んでるママや、子どもとの時間に向き合おうとしてるあなたにお届けできたらいいなと思って書きました。


こどもは「わたしの時間を奪う存在」????

「自分の時間、自分のやりたいことを大事にしたい。」私は四柱推命でも、自分のペースを大切にする星(比肩)を3つ持っている。だから、これはごく自然な欲求だ。

でも、3歳の娘になつかれたり、付きまとわれたりすると、瞬間的に「かなり」イライラしてしまう。お兄ちゃんのときも甘えん坊だったけど、そのときより全然、自分に余裕がなくて。

たとえば、「絵本読んで」って頼まれても、料理中やわずかな休憩中に言われてイラっとする。「甘えたいなつ」に、いつも応えられず、苦しかった。

なつは手がかからない子。自分でできることは自分でやるし、わがままもほとんど言わない。それなのに、なつとの時間を心から楽しめなくて、自己嫌悪と罪悪感ばかり募っていた。

あっという間に3歳。もうすぐ4歳。手がかからなくなり、「もうお世話させてもらえないかも」と感じるほど成長しているのに…。


怒り爆発事件

ある日のこと。

  • 夕飯の時間、なつが「たべなーい」と言ったので配膳せずに放置。
  • お兄ちゃんと私だけで食べ始めたら、なつが「たべるー」と食卓へ
  • その瞬間、私はカチンときて、爆発してしまった。
  • 「さっき食べないって言ったよね?!」「食べる時間はみんな一緒なんだよ!」
  • なつは泣きそうな顔で「ごめんなさい」と言い、また一人遊びに戻っていった。

いやいや、思い返すとツッコミどころ満載だったな…まだ3歳なのに…と思う。そして、必要以上に怒ってしまった自分に、ショックを受ける。。。。

どうしてこんなにイライラするんだろう。このまま見過ごしたら、可愛いなつとの時間がどんどん過ぎていってしまうと思い、源流を探るために私はノートに向かった。


自分に向き合った時間

①心の奥に隠れていた叫び

ノートに書き出した最初の言葉はこれだった。「ジャマすんな!!!」 「こっちはやってやってんだ!!!」私の中の「子どもの自分」が、叫んでいた。(ひどい言葉だ。でも持ってたんだなー、ずっと思ってたんだ。)


②母へのイメージ

さらに、「母とは」を問いかけると、こんな答えが出てきた。

  • 子どもを最優先にするもの
  • 自分の時間を差し出すもの
  • 自己犠牲

そんな母像を、自分に無意識に押しつけていた。心の中で、必死に反発していた。


③本当の想いに気づく

崖のはじっこに立たされ、重たい言葉で背中を押されるような、そんなビジョンが見えた。そして、気づいた。なつと過ごす時間は、本当に「自分の時間を奪われること」なの?


なつの世界につながった瞬間

もう一度、なつに意識を向けた。「なっちゃん、どんな世界を見てるの?」

すると見えたのは、「大好きのお花畑」で、笑いながら遊ぶなつの姿。そこでお母さんと一緒に、楽しく笑うんだって、言っていた。

この笑顔のなつが私に花を渡してくれる姿が見えて、ぶわっと涙が出た。わたしが奪われているように感じていただけど…なつからたくさんもらっているんだ、と感覚が変わった。


「なつのペースを、まるごと受け止めて、なつを感じてみよう。なつの世界を見たい」と、休日を丸々一日「なつデー」にしてみた。なつの世界を、なつのペースで、まるごと大事にする一日。そう決めてから、保育園にお迎えにいった。

お迎えに行くと、なつが枯れ葉をたくさん集めて束にして持っていた。「おかーさん、どうぞ!」それは、なつの「大好きのお花畑」から摘んだブーケにしか見えなかった。

ああ、やっぱり世界はつながってるんだ…と思ったら、またじんわり涙が出た。”大好きの世界”に、引き込んで、教えてくれてるんだ。ありがとう、なっちゃん。


そして今日は、実際に「なつデー」!午前中は自転車で公園へ。

なつは「じてんしゃさかみち、できるようになるまで、まっててね」と何度も練習していた。

私はただ見守り、なつが満足するまで付き合った。(普段なら「あと一回!」って切り上げるところをぐっとこらえた。)すると、なつの方から「寒くなったから帰ろう」と、素直に言ってきた。その後は自然と一人遊びを始め、私はこうして、ブログを書く時間をもらえた。


子どもは、「もっとやりたい」「もっと甘えたい」という気持ちを満たすと、自然と自分の世界に戻っていく。いつも、わたしの大人都合のペースに付き合わせていて、待ってあげる時間が、足りなかったんだよね。やっと気づきました。


子どもの「やりたい」「やってみたい」を尊重して見守ることが、満たすこと。(甘やかす、とはちょっと違う。これは別で記事にします)

  • 満たす=「あなたの気持ち、大事にするよ。」

なつが自分で「寒いから帰ろう」と言えたのは、「やりたい」をちゃんと満たせたからだと思う。それが、満たす=自立を育てるってことだったんだ。


子どもの「やりたい」を尊重して見守ることが、本当の意味で満たすことだった。無理に区切らなくても、満足したら自然に自分のペースで離れていく。

絵本も、甘えん坊も、もっと寛容に彼女のペースを尊重してあげられそうだな~!と思った日になりました。

まだまだ3才。大好きの世界にすんでる彼女といっしょに、毎日大好きを感じていきたいと思います♡

読んでくださってありがとうございました。

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