「“生きにくい”って言いたくなかった私へ。
カッコつけの裏でしんどかったカッコマン成仏記」
今回お届けするのは、わたし自身の“カッコマン成仏記”。
必死でカッコつけて、頑張りを隠して、「できない私」を見せたくなかった…けっこう恥ずかしい、昔の話です。
今なら笑えるけど、当時はそれが「生き方」だった。
それはね、星(通変星)からくる無意識な思い込みに、乗っ取られてただけだったんです。
■ カッコつけるわたしの様子
学生時代から、ずっと「できちゃった★」風に見られるのが好きでした。
裏でしっかり努力してるのに、「全然勉強してないよ〜」って顔して、ライバルに油断させるタイプ。笑
社会人になっても、そのまま引きずってました。
「仕事大変そうなのに、成果出してるけど、すずしい顔な私」っていうイメージに酔ってた。
ほんとは必死なのに、
「頑張ってる」って思われるのが、なんかダサい気がしたんです。
そう、私はちょっとズレたカッコマン。
必死感を出したら負け。
「できない私」は存在してはいけない。
…振り返ると、これ、なかなかの縛りプレイ。
■ 「生きにくい」と言いたくなかった理由
いつも“勝ち負け”の物差しで自分を見てた。
だから「生きにくい」なんて言葉、絶対に口にしたくなかった。
そんなこと言ったら、負けた気がする。弱い人みたいに思われそうで。
でも、ほんとはね、ずっと息苦しかったんです。
「なんでかわからないけど、いつも力が入ってる」
「うまくいってるのに、どこか満たされない」
その原因が、“思い込み”だなんて、当時の私は気づきもしなかった。
■ 偏官×比肩、カッコマン爆誕のしくみ
ここで、ちょっと星の話をさせてください。
わたしの命式は「偏官」と「比肩」だけでできています。
この2つの星、どちらも“強くてストイック”。
その組み合わせが、まさに“カッコマン爆誕”のカギでした。
偏官は「行動力とスピード命」。
即決・即断・即実行。迷う前に動く。
「俺についてこい!」タイプの親分肌です。
一方、比肩は「自分でやりたい」「一人で完結したい」星。
自立心が強く、完璧でいたい。
「誰にも頼らない私、カッコイイ」と思う傾向があります。
この二つがタッグを組むと——
「行動力の塊で、誰にも頼らず完璧にやってのける無敵人間」になるんです。
……表向きはね。
でも、その裏では、こう思っていました。
・ミスしたら終わり、頼ったら負け。
・弱音を見せたら評価が下がる。
・完璧じゃなきゃ存在価値がない。
そんな思い込みの中で、自分を締めつけてた。(つら!)
わたし、ほんとは一番「誰かに本音を聞いてほしかった人」なんだと思う。
でも、プライドが邪魔して、「助けて」って言えなかった。
ずっとずっと、苦しかったし、顔も怖かったし、かわいくなかったんだよ。
■ 思い込みにツッコミ入れてみたら
ある時ふと、「これって、なんか変じゃない?」と思った瞬間がありました。
試しに、自分の中のルールたちにツッコミを入れてみたんです。
「誰かに負けたら価値がない」←つらすぎん?
「頑張ってるってバレたらダサい」←どのへんが?
「生きにくいって言ったら負け」←は?
……何と戦ってる…?(泣き笑い絵文字)
そうやって自分につっこんでみたら、ちょっと肩の力が抜けた。
それが、私の“脱力の第一歩”でした。
■ 思い込みって、空気みたいに見えない
思い込みって、自分では気づけないことが多い。
だって、それが「当たり前」になってるから。
特に、自分の星(性質)をちゃんと満たしてあげられてないと、
星が暴走して、ますます思い込みに縛られやすくなるんです。
「私はこういう星だから、こう感じるんだ」
って知れた時、はじめて“自分の取扱説明書”を読んだ気がしました。
これが書いてあるのが、四柱推命。なんて素晴らしいんだ!
次回の記事では、そんな星たちがつくる「思い込みのクセ」を、
通変星別にまとめてご紹介します。
タイトルは——
『通変星別“←は?”ポイント集。星を解放して、息がしやすくなるヒント』。
星をヒントに、自分を少しずつゆるめていく。
そんなお話をお届けします。
さいごに
「生きにくいって言いたくない」——
それは、強さでもあり、優しさでもある。
でもその奥には、「ちゃんと頑張ってる私を誰かに分かってほしい」っていう、
とても人間らしい想いがあったのかもしれません。
だから今は、こう思っています。
「頑張ってた私、よくやってたね」って、まずは自分が認めてあげよう。
そこからが、ほんとの“カッコよさ”の始まりだとおもう。
